月組「エリザベート」当日券で飛び込み!
2005年3月17日 観劇LOG この日早起きして11時公演を観る。2階やや上手寄りのセンター圏。雨が幸いして、花粉症のヤな症状はなく観劇に集中できた。2桁は当日券狙いで並んでたと思われ。
そうやなぁ、もう5組目なので、流れは頭に入っているからどうやって盛り上げてくのかも熟知してるって感じ。但し、この月組版はお初で最後。あえて全体を観るために、オペラグラスなしでの感想。
さよなら公演となるサエコ様、新人公演で経験済みのトート閣下は彼女のタカラヅカ生活集大成に相応しい。ビジュアル的な「妖しさ」にかけては過去の4人に勝ってるかも。かつての手本は星組版、麻路トートのよいところを体現できている(大劇場で見てOK、というのは実はなかなか難しい)し、非人間が似合うというところで、かつての本役を上回っていると思う。「ベルサイユのばら」オスカル経験者としては初演の一路トートに共通する部分だが、5組目の完成度からして、男役の長髪もクリア。で、演技は・・・好みの問題かと。ま、次期トップをリフトするアナタはエライ! これだけは押しときませう。
2回目の女役(ジョヤク)となるアサコ様。次期トップ内定のプレッシャーもあるやろけれど、所作・ダンスを除いてすっかり女優じゃった。3年前の花組版でルキーニをやった同じ人とは思えない。制作発表の映像を終演後見たんやけど、「(「風と共に去りぬ」の)スカーレットをやってたから、違和感はなかった」という演出小池氏の眼は正しかった。残念ながら於徒楽、スカーレットはちゃんと観ていなかった。なので、声が本格女優ばりの実力発揮だったことに一番のけぞった。外部でお声がかかることを恐れるのみ・・・。こんな実績作っちゃねぇ、今後の主演作品にも影響するなぁきっと。今度の相手役はかつてバウで共演した彩乃かなみ嬢とのことやし、そんでトド御大が絡むときアサコ様はお約束でジョヤク復権かにゃ? スカーレットの場合は男役っぽい荒々しさも必要な部分でよいのやけど、今回のエリザベートは、過去の3人(おハナ嬢だけ現役で2回君臨。ほかの2人はこれでヅカ集大成のさよなら公演だった)があまりにも娘役の鑑的な印象が故に、ハードル高し。ショーでも彼女はあんまし女で踊る機会がなかったような気がするのねん。経験させるべしやねぇ今後も。売りにしますか?
さてさてほかの配役に関しては、同期で親子、というのが今回の裏テーマかな、なんちって。ゾフィーとフランツ、エリザベートとルドルフ。また姉妹で貴重なデュエット(ルドルフの少年時代はサエコ様のいもーとでっしぇ)とか。ルキーニきりやん氏、意外と低音に弱いことが発覚してしもうた。力みすぎ? フランツがいち様、やっぱりアナタはぢーさんでさぁ。銀橋の「闇が広がる」で、何で観る側がリラックスしてまうのかわからないルドルフゆーひ氏。歌詞のきれいなゾフィー皇太后は必聴やし、革命グループはちと大人しいし、全体としてはミュージカル経験の多目な月組らしいまとまりはあったかな。
震災後のヅカ人気復活に一役担った「エリザベート」という作品が9年で一巡し、演出的にも少しづつ変化をもたせていることがミュージアムフロアで再確認できる。ミルクの場面で民衆を全員銀橋に並べたことは先日のTV番組でチラリ拝見していた。でも今回はそこやなくて、ドクトルが証拠写真を見せ「死ねばいい!」と迫る場面がよかった。ベッドが横から縦に移動して、エリザベートの背後を狙おうとする演出が殺気だってておいしかった。もっとくっついてもよかったかにゃ・・・ジュル(失礼)。
そうやなぁ、もう5組目なので、流れは頭に入っているからどうやって盛り上げてくのかも熟知してるって感じ。但し、この月組版はお初で最後。あえて全体を観るために、オペラグラスなしでの感想。
さよなら公演となるサエコ様、新人公演で経験済みのトート閣下は彼女のタカラヅカ生活集大成に相応しい。ビジュアル的な「妖しさ」にかけては過去の4人に勝ってるかも。かつての手本は星組版、麻路トートのよいところを体現できている(大劇場で見てOK、というのは実はなかなか難しい)し、非人間が似合うというところで、かつての本役を上回っていると思う。「ベルサイユのばら」オスカル経験者としては初演の一路トートに共通する部分だが、5組目の完成度からして、男役の長髪もクリア。で、演技は・・・好みの問題かと。ま、次期トップをリフトするアナタはエライ! これだけは押しときませう。
2回目の女役(ジョヤク)となるアサコ様。次期トップ内定のプレッシャーもあるやろけれど、所作・ダンスを除いてすっかり女優じゃった。3年前の花組版でルキーニをやった同じ人とは思えない。制作発表の映像を終演後見たんやけど、「(「風と共に去りぬ」の)スカーレットをやってたから、違和感はなかった」という演出小池氏の眼は正しかった。残念ながら於徒楽、スカーレットはちゃんと観ていなかった。なので、声が本格女優ばりの実力発揮だったことに一番のけぞった。外部でお声がかかることを恐れるのみ・・・。こんな実績作っちゃねぇ、今後の主演作品にも影響するなぁきっと。今度の相手役はかつてバウで共演した彩乃かなみ嬢とのことやし、そんでトド御大が絡むときアサコ様はお約束でジョヤク復権かにゃ? スカーレットの場合は男役っぽい荒々しさも必要な部分でよいのやけど、今回のエリザベートは、過去の3人(おハナ嬢だけ現役で2回君臨。ほかの2人はこれでヅカ集大成のさよなら公演だった)があまりにも娘役の鑑的な印象が故に、ハードル高し。ショーでも彼女はあんまし女で踊る機会がなかったような気がするのねん。経験させるべしやねぇ今後も。売りにしますか?
さてさてほかの配役に関しては、同期で親子、というのが今回の裏テーマかな、なんちって。ゾフィーとフランツ、エリザベートとルドルフ。また姉妹で貴重なデュエット(ルドルフの少年時代はサエコ様のいもーとでっしぇ)とか。ルキーニきりやん氏、意外と低音に弱いことが発覚してしもうた。力みすぎ? フランツがいち様、やっぱりアナタはぢーさんでさぁ。銀橋の「闇が広がる」で、何で観る側がリラックスしてまうのかわからないルドルフゆーひ氏。歌詞のきれいなゾフィー皇太后は必聴やし、革命グループはちと大人しいし、全体としてはミュージカル経験の多目な月組らしいまとまりはあったかな。
震災後のヅカ人気復活に一役担った「エリザベート」という作品が9年で一巡し、演出的にも少しづつ変化をもたせていることがミュージアムフロアで再確認できる。ミルクの場面で民衆を全員銀橋に並べたことは先日のTV番組でチラリ拝見していた。でも今回はそこやなくて、ドクトルが証拠写真を見せ「死ねばいい!」と迫る場面がよかった。ベッドが横から縦に移動して、エリザベートの背後を狙おうとする演出が殺気だってておいしかった。もっとくっついてもよかったかにゃ・・・ジュル(失礼)。
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