勝手ながらMy楽なり。1階上手で前回とそんなにアングルが変わらないので、ある意味面白さにかけてしまった、かも。動員は尻上がりに席が埋まってきている模様。
 この日TCAのビデオ収録日の様子、2階上手に1台、1階は上手・下手に各1台、センターに2台、銀橋前は下手に小型が1台スタンバイしていた。この頃新人公演も収録しているから時期的にこうなるのねん。
 そんなときの公演の様子だが、やっぱさよなら公演らしく、温かい拍手が続く。内容はビデオを入手していただくとして、以下芝居で気づいた点をぽつぽつ記すと、ジュンコ組長の髪の色は鬘ではなく自前で脱色してはる感じ、というのがショーでわかる。アルト・ピッコロの専科姉妹は上流階級らしくお衣裳もち。ボラ−レのまとぶん氏は残念ながら三度ほど転調の所の音を掴んでいるのかはずしまくり。2回目は早めに修正できたのでまだましだったっけ。演出上美味しいにもかかわらず逆効果を生みかねない。そこから始まる花火のシーン、バトンとビリヤードのキューを使った振りがポイントなのだが、バトンは前回落としちゃったので心配したけれどカメラ前ではOK。キューの方はタータン様の扱いが綺麗、と思った。ケサラ合唱での婚約カップルは白で登場すると華やか、銀橋も好いっす。ネクタイを緩めて上手へ歌いながら引っ込み袖で歌いつづけるトウコ氏、ふとした横顔が印象に残る。
 物語について感じた点、「(女優復帰を認める)その言葉はいろんな意味に受け取れる」という台詞がユズミママから発せられるのだが、自由奔放な女性を人妻に持つ男の命運をひとつ、ガイチ様が演じているわけで、他方あき嬢の夫(舞台には出て来ない)がどんな想いで赦しているのかを考えろ、と諭すように聞こえた。
 音楽については一部、城メロディーが耳につくけれど仕方ないとしてですな、サスペンス劇場ののりで始まり、ギターの癒し、「アーリーベーデールチー」とか雰囲気がよろしいねぇ。ヨットに乗って歌うトップコンビのデュエットも好みっす。
 さて、ショーやけれども、オギー大先生の場合はプログラムで記してある意図をある程度読みこなして、観る側がイメージを創っていないと難しいって感じ。「パッサージュ」の時の天使が、今回は豹柄の男女ってトコロですかい? あれは通し役やから美味しいと思ったし、ショーにも専科総動員で、適材適所というのは於徒楽的にヨロシイねぇ。おっとそうそう、バビロンタワーは前回ワイヤーで上がってたけれど今回、よっこらしょと持ち上げる大道具さんを発見。タワーを立てた後上手側のワイヤーを取り付けてはりました。ひょっとするとビデオに手が映っているかも・・・。
 むしろテーマが終わった後のフィナーレナンバーの方が印象深い。歌い継いで入れ替わって、流れが綺麗やし、安心して聴いていられて観ていられる。次の星組がどんなものになるか想像でけまへんけんど、頑張りおしや。

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