サイジョーさんのこと
2001年10月30日 年内で退団という急な話で驚かされた。退めるとわかってから観たMXの放送は於徒楽にとって虚しかった。東京の舞台の模様を観て、確かに実力は持っているけれど、タカラヅカの娘役という枠にははまらないパワーも感じた。彼女自身もそれを悟っていたのだろうか。番組の最後で「私らしく・・・」と応えていたし。
宝塚では女性が男役をやるという魅力&制約が存在する。そこではソプラノがきれいに出せるかどうかが娘役として生き残るひとつの目安となる。彼女の場合、そこが大きなネックだったわけで、アルト声を生かせる役ならばよいが、いつもそううまくいくとは限らない。かつての男役出身トップ娘役たちは一番にそこを突付かれたし、一時的に娘役を与えられた男役はみなソプラノの発声に苦労している。
アルト声でバウホールレベルのヒロインをこなし、惜しまれて寿退団した娘役で星組に居た洲悠花さんを少し採りあげたい。彼女はスケジュールの都合(?)もあり東京でさよならの挨拶をせずに去っているのだが、芝居ではトップに絡むおいしい役、そしてショーのある場面ではトップ娘役を凌ぐところもあった。エトワールも時々廻ってきた。
ふと、彼女とダブって感じるところがあって。でもサイジョーさんは今後きっと何処かの舞台で歌い踊り芝居するのだろうし、すでに何か決めているのかもしれない。
宝塚では女性が男役をやるという魅力&制約が存在する。そこではソプラノがきれいに出せるかどうかが娘役として生き残るひとつの目安となる。彼女の場合、そこが大きなネックだったわけで、アルト声を生かせる役ならばよいが、いつもそううまくいくとは限らない。かつての男役出身トップ娘役たちは一番にそこを突付かれたし、一時的に娘役を与えられた男役はみなソプラノの発声に苦労している。
アルト声でバウホールレベルのヒロインをこなし、惜しまれて寿退団した娘役で星組に居た洲悠花さんを少し採りあげたい。彼女はスケジュールの都合(?)もあり東京でさよならの挨拶をせずに去っているのだが、芝居ではトップに絡むおいしい役、そしてショーのある場面ではトップ娘役を凌ぐところもあった。エトワールも時々廻ってきた。
ふと、彼女とダブって感じるところがあって。でもサイジョーさんは今後きっと何処かの舞台で歌い踊り芝居するのだろうし、すでに何か決めているのかもしれない。
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